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5月コラムニスト「絵本講師楢葉博美さん」インタビューLIVE

更新日:2021年7月30日

こんにちは、4th Place新コラムアシスタントの岡島恵(通称:めぐめぐ)です。 今回は、絵本講師 楢葉博美さんと、コラム編集長の池尻浩子さん(通称:ろこさん)のインタビューLIVEを掲載させていただきます!



目次

▶博美さんご紹介

▶絵本講師活動のきっかけ

▶絵本の効果

▶おすすめの絵本『ぼくはなきました』

▶おすすめの絵本『ちいさなメイベルのおおきなゆめ』

▶コラムの内容





▶博美さんご紹介



ろこ:博美さんから、簡単に自己紹介をお願いできますか? 博美さん:はじめまして、楢葉博美(ならはひろみ)と申します。 今は絵本未来創造機構というところに所属しまして、1級絵本講師という、IQとEQ(非認知能力)を、絵本の読み聞かせによってご家庭で伸ばしていくことができるよ、ということをお伝えします。 私自身は、子供が3人おりまして、1番上の子が小学校6年生、2番目の子が小学校3年生、3番目の子が年長さんで、男の子が3人います。賑やかに毎日過ごしています! ろこ:博美さんは、3人の息子さんがいらっしゃいますよね。3人の男の子のママには見えないです! 博美さん:よく言われますが、家の中ではそれらしくやっています。 ろこ:博美さんは広島にお住まいですが、4th Placeには、何がきっかけで入られたのですか? 博美さん:4th Placeの運営に携わっている「礒田あいさん」が学生時代からのお友達でした。「4th Placeというコミュニティが立ち上がるけど興味ない?」と声をかけてもらい、「面白そうだな」と思い、参加しました。 ろこ:もともとは、絵本講師になる前のお仕事は何をされていたのですか? 博美さん:結婚してからは転勤族で専業主婦をしていましたが、1年前くらいから絵本講師としてのお仕事を少しずついただいています。

▶絵本講師活動のきっかけ



ろこ:私は博美さんとお会いして、絵本講師という活動をされている方がいらっしゃることを初めて知ったのですが、絵本講師のご活動をされたいと思われたきっかけがあれば教えてください。 博美さん:2年前まで、夫の仕事の都合で家族と共に中国に住んでいました。子供たちがインターナショナルスクールに通っていたのですが、日本人が全くいないクラスだったのです。 そこでは、他の国の子たちや色々な国の先生と出会うことがとても多かった。人と違っていることが当たり前で、みんながみんなを認めあう環境で、常識もそれぞれ違っていてたのです。 そんな中で過ごすうちに、「子供たちを育てていく上で、今後どんな環境に子供たちが飛び込んでいったとしても、子供が幸せに生きるためには自分を信じる力や、自分は自分でいいんだ、という自己肯定感が必要になるんだな」と痛感しました 例えば英語ができる、算数ができる、などの頭の良さも、自分を信じる力があればあるほど生かされると感じました。 そんな体験を通しえた帰国後に絵本講座に出会いました。「私が子供たちにつけてあげたいと思っている力が、実は絵本ですべてできるんだ」と感動しました。絵本なら身近で取り入れやすく、「もっと学んでみたい」と思い、一歩踏み出したのがきっかけです。

▶絵本の効果



ろこ:我が家は、子供が今小学校4年生と1年生で、子供に絵本を読む時間は少なくなりつつあります。長男が小学校に入学するくらいまでは、毎日1時間~2時間、本を読んでいたのですが、1つのコミュニケーションツールという感覚でした。直接会話はしていないけど、絵本を通してお話しをしているという感覚がありましたが、博美さんが感じる絵本の効果はありますか? 博美さん:絵本はたくさんの効果をつけてくれますよね。 代表的なことで言えば、語彙力、IQとしての能力の高さ。それも2つの恩恵ですが、もう1つは心をすごく育ててくれるというところもすごく感じています。 1つのコミュニケーションツールというところも大きいですよね。 忙しいお母さんたちも多く、家事もある中、子供が話しかけてきたときに、目をみてお話しを聞いてあげられることは、なかなか少ないと思います。 そんな中で絵本の読み聞かせは、必ずお母さんが手を止めて、めくって読んでくれて、自分だけを見て一緒の時間を過ごしてくれるすごく貴重な時間になります。 1日5分でも10分でもお母さんが忙しい中自分のために時間を取ってくれたという体験は、子供の財産になります。 親から愛されている感覚、安心感を心にためていくことができるので、それが家庭にあるからこそ、外で頑張れる力になったり、お友達に優しくしてあげられる力になり、すごく大きなポイントだと思います。 ろこ:博美さんのお宅は、お子さんが3人。3人が読んでほしい本が違う場合の工夫など、どのようにされていますか? 博美さん:新しい本が手元にきて、みんなで一緒に読むこともありますが、3人年齢も違いますし、そのときどきによって、その子が読みたい本も違います。 今日は、「長男が少し元気がないな」というときは、寝る前の5分でも1対1の時間をできるだけとる時もあります。下のお子さんが小さくて、寝る前に時間がとれないときは、ご飯のあと5分とかでも全然いいと思います。そういう風に、1対1で絵本を読み聞かせてあげる工夫をしていますね。 「この子には今、こういう言葉が必要なのかな」というのを見ながら本を選び、時間をとってあげると、子供たちはすごく安定します。お母さんからの直接の言葉がけもすごく大事ですが、絵本のハッピーストーリーは子供たちに安心感を与えるものがたくさんあります。 ろこ:我が家も、忙しくなってくると1人に1冊ずつは時間がとれないこともありますが、今お話いただいたように、5分でも10分でもいいということですよね。 博美さん:絵本の効果のもう1つは、絵本はハッピーストーリーやサクセスストーリーなど、紆余曲折あっても最後はうまくいくことが多い。 こういったストーリーを読んであげると、小さいお子さんであればあるほど右脳が活性化されていきます。右脳は、感覚や感情をつかさどっている部分なのですが、そこに感覚的に、体感的にストーリーをたくさん入れてあげることができるのです 例えば学校でだれかと喧嘩したときに、「絵本では謝って仲直りしたらもっと仲良くなれた」というのが体感的に分かってくるので、「ごめんね」って素直に言えたり、「きっと大丈夫、また仲良くできる」というイメージが自分の中で自然に入っていくのです。 そして、人間関係も円滑になって、EQ力にもつながっていきます。そういったところが理屈でなく、おうちにいながらも、体感的に疑似体験をたくさんすることができる素晴らしいツールだなと思っています。 ろこ:サクセスストーリーで、「頑張ったら次こうなる」とイメージできるというは絵本効果の一つと感じていましたが、”感情の疑似体験”という発想はなかったです。 博美さん:体感的に入っている子って、すごくいいですよね。

▶おすすめの絵本『ぼくはなきました』



ろこ:博美さんの中で、最近おすすめの本などありますか? 博美さん:すごいいっぱいあるんです!迷いましたが、2冊ほどご紹介しますね。 1つ目は、くすのきしげのり先生の、『ぼくはなきました』という本。何が気になったかというと、きっかけは子供の学校での参観日でした。 長男は小学6年生なのですが、高学年になってくると、自分の得意なところやいいところを皆に伝えるのは「恥ずかしい」という気持ちが出てくるかもしれないと感じていました。 自分の写真と自己紹介を書いて壁にはってたんですけど、その中の1つの項目として、自分のいいところというのがあって、お友達のいいところはすごく見つかるんだけど、自分っていいところないな、と思ったら、ちょっと泣けてきちゃったんですね。 そして素直に担任の先生に、ぼくはお友達のいいところやお母さんのいいところは見つけられるんだけど、自分のいいところはみつけられないんですっていったら、先生が、お友達のいいところを見つけてあげられるところが素晴らしいところだよ、と言ってあげて、嬉しくて涙が出るんです。 そういう風に自分のいいところって必ずあるし、 人とくらべて、自分はこれが好きだけど、でもあの子はもっとできるから得意と言っちゃいけないのかも、とかそういう気持ちじゃなくて、ただ好きなものを、口にだしても大丈夫なんだよ、というのが広まってほしい この絵本がすごくおすすめなのが、この絵本を読んだ後に、ご家庭で、だれだれくんのいいところはこんなところだよ、とか、じゃあお母さんのいいところってどんなところだと思う?など、お互いにいいところ探しをするとすごくいいと思います。 ご家庭とか、お母さんが、普段からこんなところってあなたのすごくいいところだよねって言ってあげるような会話ができていたら、自分に自信が持てるし、自分のいいところってこんなところなんだって、自分のことを自分で認められる力っていうのもついていくと思うので、そういったきっかけになるんじゃないかなと思って紹介しました。 ろこ:大人にも必要な要素ですね。 博美さん:そうなんですよ。おっきくなればなるほど言っちゃいけないんじゃないか、みたいな気持ちが出てきますもんね。

▶おすすめの絵本『ちいさなメイベルのおおきなゆめ』



博美さん:じゃあもう1冊ご紹介します。これは最近私が好きな本なんですけど、『ちいさなメイベルのおおきなゆめ』という絵本です。ちっちゃいハエの女の子だけど、大きな夢があるんですね。山に登りたいとか、パーティーを開きたいとか、そういう大きな夢があるんですね。 だけど周りの大人たちはそんなの無理だよ、とかハエは飛ぶものなんだよ、とかやめておきなよ、とか反対するんですね。 しかし、メイベルちゃんは夢をかなえる秘密を知っていますと。 その秘密っていうのが、「君にはできないなんて言われても信じちゃダメ。」というキーワードなんですね。 「君ならできる、その言葉だけを信じること。」という文章が出てくるんですけど、そういう力強い、なにかを目標に向かっているお子さんとか、大人にも勇気をもらえる言葉がたくさん入っているんですね。 最後には山に登れるんですけどね。周りの言葉に惑わされず、自分の言葉を信じて進んだらいいんだよという絵本です。 ろこ:お話聞いているだけでこちらもすごく勇気がでますね。 博美さん:本当ですか。嬉しいです。

▶コラムの内容



ろこ:今回コラムを5月書いていただくんですけど、今日お話ししていただいたような絵本の効果や、こういう風にやっていけばいいんだよ、ということを書いていただけるイメージですか? 博美さん:実はまだ取り掛かってなくて、頑張って書きますね。 そうですね、まだちょっとまとまってないんですけど、絵本の効果や、ご家庭での取り組みなども触れていけたらいいなという風に思っています。 ろこ:ありがとうございます。今日このライブを見ていただいている方も、もし博美さんにご質問などあれば、ぜひコメント欄にいただけたらすごく嬉しいです。 博美さん:ぜひお願いします。インスタグラムにおすすめの絵本載せているので、ご興味ある方はぜひ検索してみてください。 ろこ:また毎週金曜日に博美さんの記事を掲載させていただきますので、ぜひみなさんご覧になってください。




【プロフィール】





絵本講師 楢葉博美(ならはひろみ)

(財)絵本未来創造機構に所属し、EQ絵本講師Ⓡとして、読み聞かせでIQもEQも伸ばすメソッドをお伝えしています。 親子の笑顔を増やしたい、自己肯定感を高めたいと活動しています。 11歳、8歳、5歳の男の子三人の育児中。 開催している講座はこちらです。

『心が育つIQ絵本講座』脳も心も丸ごと育てたいお母さん向けの講座。 『絵本de英語』英語が好き!をお家で育てたいお母さん向けの講座。 『エンパシーライティングforキッズ』子どもの本音を引き出す親子のための作文術。 『大人の夢の叶え方』大人のための絵本講座。


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