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【コラム】子育て世代への「政治」のススメ②~政治への関わり方どんなのがある?

こんにちは。森澤恭子です。 会社員から東京都議会議員になって3年半、小1息子と小3娘を子育てしています。 今回は、子育て世代の簡単な政治への関わり方についてお伝えしたいと思います。

SNSで議員に話しかけてみよう!

これまで生活している中で、保育や学校を始め、子育て支援策について「もっとこうなったらいいのに」「この制度おかしくない?」と一度は思ったことはありませんか?

たとえば、昨年、コロナ禍で

・育休を終え、4月から仕事復帰に伴い保育所への入所を予定している。「今の状況下では、登園を自粛するために育休を延長した方が良いのではないか」と悩むが、原則として、職場復帰と入所は同じ月にしな

ければならない現状の制度では、育休を延長すれば入所を取り消されてしまう。自治体に柔軟な対応をして欲しい。 ・登園自粛で保育園に通わなかった場合、認可保育園は保育料がかからないのに「認証保育園は保育料は必要」と言われた。対策してくれると嬉しい。 といったご要望・ご意見を、ブログのコメント欄や、Twitterを通じていただきました。

こういったご意見をいただいた時、議員は、行政にどういった根拠の元にこのような対応になっているのかを確認すると共に、現状に合わせた対応をする方法がないのかなどを模索し、行政に働きかけます。

議会や委員会の質疑で取り上げ、行政に対して問題提起をし、制度や仕組みの改善や新たな施策などにつなげていきます。

私は、都議会議員なので、主に「東京都」の管轄の事項が担当になりますが、ご相談が都政に関するものでなかった場合、管轄が区であれば区議会議員と、国だった場合は、国会議員と連携することもあります。



議員もそれぞれ、関心の高い分野や力を入れて取り組んでいる分野があります。関心の高い分野であれば、すぐに状況を理解し、動きが早い場合が高いので、ぜひ、Twitterやインスタ、ブログ、Youtubeで、各議員の日頃の発信をチェックし、フォローしてみてください。


あなたが問題提起することで、同じようなことで困っている人が助かる!

ちなみに、初めてご連絡くださる方に、「私が困っているだけだから、こんなことを議員に言っていいのだろうか?」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、ひとりが声をあげることで、同じようなことで困っている方が助かります。制度や施策は完璧ではなくて、盲点、行政や議員も気づいていない課題があるのです。

一方で、政治・行政を動かしていくためには、多くの人が困っていたり、問題意識を持っているということを示していくこともひとつの方法です。同じ問題意識をもつ人たちとグループを作って、みんなで行政や議員に働きかけたり、署名を集めてその課題の大きさを示すという方法もあります。



みんなが政治に関わっていく必要性

これだけ急激に社会が変化し、価値観や生き方が多様化する中で、行政や政治家が唯一の「答え」をもっているわけではありません。昔は、みんなが進む方向が同じで、ひとり強力なリーダーがいれば、それでよかったかもしれません。今は違います。 様々な立場の人たちがお困りごとや制度や仕組みの改善や提案について声をあげ(批判ではなく、前向きに)、建設的に議論し、一緒によりよい社会を模索していく必要があります。


そういった中で、私も仲間と共に、社会変革を目指す民間プレーヤーとこれまでの延長線上にはない答えを探している政治家による、第3の選択肢をうみだしていくコミュニティ「Tokyo Cross Point」や、一緒に政策立案を学んでいく「TEAM無所属東京みらい」などを通して、政治家・議員だけではたどりつかない「答え」を探す取り組みを行っています。


●プロフィール



東京都議会議員(品川区選出/無所属 東京みらい) 森澤恭子(もりさわきょうこ)

2002年慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、日本テレビに入社。報道記者として、社会部、外報部、政治部などを経験。外報部ではアメリカ大統領選挙の取材を行い、政治部では小泉純一郎元総理の番記者を務める。その後、森ビル広報やベンチャー企業数社を経て、2017年東京都議会議員選挙(品川区)に挑戦。現在、無所属(都議会では「無所属 東京みらい」会派)。夫と小1息子、小3娘を子育て中。

都議会での活動や子育てなどについて綴るブログは毎日更新中! ●ブログ 「いつも心に太陽を!」https://ameblo.jp/kyokomorisawa


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